2008年5月31日土曜日

「トム・ピーターズ氏、"パッション(Passion!)"こそが組織を変える・・・」

組織にとって「パッション」(Passion!)、「情熱」とは何か。
『いまさら、青春ドラマなんて古いよ』と一蹴されるかもしれない。
だが、トム・ピーターズ氏によると、この「Passion!」という言葉は、マネジャーにとって、また、組織にとって大きな意味含んでいるという。

"Hard is soft, and soft is hard. The real soft stuff is the numbers and the truly hard stuff is "passion, energy, values, character, enthusiasm.

同氏は、マネジメントには、ハードな部分とソフトな部分の二つの性格持っている。ハードはソフトを意味しており、ソフトはハードを意味している。ソフトは数に比例するが、ハードはパッション、エナージー、バリュー、性格、熱狂を意味している。

いま、マネージメントにとって、「Passion!」の重要性が高まっている可能性ある・・・・。


DisasterTech Where2.0 - Mikel Maron

Where2.0で紹介されたMikel Maron氏のビデオである。
最新のディザスター・テクノロジー情報を理解することができる。

2008年5月28日水曜日

「IBM Mashup Center」

米IBMのソフトウェア・グループ Internet Emerging Technology部門でバイス・プレジデントをつとめるRod Smith氏による「Web 2.0」「IBM Mashup Center」講演が、下記よりアクセス可能だ。同社は、IOD(Information On Demand)に注力している・・・・













2008年5月27日火曜日

ナイキ(Nike)の斬新なコマーシャル映像

Guy Ritchie氏によるナイキ(Nike)の斬新なコマーシャル映像だ。
臨場感が伝わってくる・・・まるで、見ているひとが、そのままサッカー場に入ってしまうようま不思議な感覚・・・

Take It To The Next Level

2008年5月25日日曜日

「米フォレスター・リサーチ予測、米アップルの未来(2013年)はこうなる・・・・」

米アップルの未来について、米フォレスター・リサーチは興味深いレポートを発行している。レポートのタイトルは、「The Future Of Apple Inc.」だ。
J.P. Gownder、および、James L. McQuiveyの二人がまとめたもの。
アナリストによると、アップルの狙いとは、デジタル・ホームにおける信頼されるハブになることだと予測している・・・・。



常に、いつ如何なる時でも、アップルという会社は、より大きな野心を持っている。しかも、決して、アップルという会社は"技術"だけを売ろうとしない。ジョブズ氏がアップルに復帰してから、特に関心ある点として、彼らはコンシューマとの関係を重視している。

In any case, Apple has bigger ambitions, and always has, McQuivey said. "Apple has never been about only selling technologies. What it's really interested in, at least since Jobs' return, has been in having a love affair with consumers.

Apple will rule the living room by 2013, Forrester says (ComputerWorld)

ITmediaのなかで、米WSJの日本語記事が紹介されている。下記よりアクセス可能です。

[WSJ] 2013年のApple製品を予測する (ITmedia)

2008年5月24日土曜日

「トム・ピーターズ、リーダーシップの定義とは・・・・」

果たして、「リーダーシップ」(の定義)とは何だろうか・・・?!」

われわれが知るところの「リーダーシップ」とは、組織という名のピラミッド頂点に君臨し、組織内、および組織外部で起きている様々な事象や動向に精通している「超人間」「スーパーマン」などのイメージが浮かんでくるだろう。

だが、米国著名コンサルタントであるトム・ピーターズ氏によれば、その姿は一変するに違いない。組織の頂点ではなくして、組織、正確には、お客様に向かって逆三角形の真下こそが、「リーダーシップの真なる姿」であるという。

同氏は、オスカー授賞式スピーチより、ロバート・アルトマンの功績を称えた際に引用された言葉の中に、そのエッセンスを垣間見ることができると述べている。

"The director allows an actor to become more than they've ever dreamed of being."

すなわち、「(古今変わらず)リーダーシップ」とは、組織で働く人たちが、一番喜んでもらえる仕組みや環境を整え、彼らを勇気づけることではないか・・・・。


This Nation Is An Island - NewsWeek (日本は孤立(島国)している)

米NewsWeek誌によると、「この国(日本)は孤立している」という。
最近、同誌は「The Nation Is An Island」という記事を紹介している。その内容は、痛烈だ。

いまの日本経済は、グローバルから取り残されそうな状況に直面しているにもかかわらず、
国内の政治家や企業経営者は、危機感を抱いていないと指摘。なぜならば、十分な収入が得られているからという。

だが、米マッキンゼーが実施した調査結果によると、FDI(直接投資)に変化見られるという。つまり、日本から海外投資家が離れはじめている・・・。また、1990年から2006年にかけて、アジア地域のグローバル投資に占める国債比率は、23%から12%まで低下し、一方、中国の株式は1%から5%まで拡大していると指摘。さらに、マッキンゼー調査結果によると、日本以外のアジア地域の金融資産が急速に成長しているため、新興市場における金融遺産のポジションが上昇していると分析している。すなわち、国家レベルの変化が起きている可能性ある・・・・。

マッキンゼー・レポートによれば、この状況が続くならば、"日本はアジア金融再編から締め出される危険ある"と指摘している(Japan remains shut out of Asia's financial integration)。

果たして、日本が世界から信頼失う原因とは何だろうか・・・?!

同誌は、国家を代表する"リーダーシップ"に原因あると説明している。つまり、小泉首相から福田首相に"交代"し、同時に、その改革も"後退"したため・・・。

けれども、この国(日本)は、まだ余裕があるようだ。改革しなくとも、企業経営者に危機感は伝わらない。いや、伝わる必要ないのかもしれない。なぜならば、潤っているから・・・・。

For the Japanese that would be impossible." Tsuyoshi Komori, president of Mercer Japan, says there's "not enough sense of urgency here. The domestic market is so big that many people think they don't have to change right away."

「Is this Nation Is An Island ?!」(この国は島国でしょうか・・・?!)

This Nation Is An Island (NewsWeek)



2008年5月23日金曜日

さよならエンタープライズ - ITPro

ITPro/日経BP記者である中田敦氏が、興味深い記事を紹介している。
米国ブロガーとして著名な「Fake Steve Jobs」。
同ブログを執筆するのが、Forbes記者のDan Lyons氏である。
同氏が、ブログを開始した理由とは、「エンタープライズITベンダーの取材が退屈だったから・・・・」という。この告白は、中田氏の胸に突き刺さったという。なぜならば、同氏もまた、エンタープライズITを取材している一人であるからだ。下記より、本文をアクセス可能。

さよならエンタープライズ (ITPro/日経BP)

2008年5月22日木曜日

「ネグロポンテ氏、新世代100ドルPCは「本の体験」重視へ・・・」

新しいマシンだ。
OLPCの創設者であるNicholas Negroponte氏が、M.I.Tイベントにて最新の100ドルPCを公開した。一見すると、まるで「本」( "book like")にようだ。同氏によると、従来のラップトップと異なる視点に注力している。つまり、この2年間、「本の体験」(「the book experience」)が大切であることを学んだという。

"This laptop comes from a different point of view," he said.
"Over the last couple of years we've learned the book experience is key," he said.
The idea is for several children to use the device at once, combining the functions of a laptop, electronic book and electronic board.
"It is a totally new concept for learning devices," said Prof Negroponte.


Design revamp for '$100 laptop'
(BBC)



2008年5月19日月曜日

「米ガートナー予想、今後18ケ月以内に約9割の仮想世界が失敗する・・・?!」

米国調査会社のガートナーによると、仮想世界の約9割が、今後、18ケ月以内に失敗、もしくは撤退を余儀なくされる可能性高いと予想している。この予想を発表したのは、同社フェロー兼バイスプレジデントであるSteve Prentice氏だ。

失敗する理由とは、技術的な問題ではなくして、仮想世界をドライブしている"人"にあると指摘している。どうやら、多くの仮想世界プロジェクトは、技術メインで動いてしまった可能性ある・・・・?!

"Businesses have learned some hard lessons," says Steve Prentice, vice president and fellow at Gartner. "They need to realize that virtual worlds mark the transition from Web pages to Web places and a successful virtual presence starts with people, not physics."

Gartner: Ninety Percent of Virtual Worlds Projects Fail (CIO)



2008年5月15日木曜日

ニュー・エコノミーへようこそ!!

すでに、開始している・・・・?!



池田信夫さんが、「産業間の生産要素の配分」についてブログで日米の産業比較を紹介している。ちなみに、下記よりハーバード大学のDale Jorgenson教授の説明資料がアクセス可能だ。(日米比較を通して)サービス産業の成長に関して、産業全体にわたり、日本は大きく遅れているようだ。

The Industry Origins of the US-Japan Productivity Gap

2008年5月14日水曜日

Google Street View

ボルボ、環境との共生目指す (Volvo Cars and the environment)

米HP、米EDS買収を発表

米HPは5月13日、大手ITサービス・ベンダーの米EDSを139億ドルで買収すると発表した。

HP and EDS today announced that they have signed a definitive agreement under which HP will purchase EDS at a price of $25.00 per share, or an enterprise value of approximately $13.9 billion. The terms of the transaction have been unanimously approved by the HP and EDS boards of directors.

HP to Acquire EDS for $13.9 Billion (HP Press Release)



- EDS shareholders to receive $25.00 per share in cash for each EDS share
- Transaction expected to more than double HP's revenue from services, furthering its standing as world's largest technology company

2008年5月9日金曜日

「ティム・オライリー氏、クラウドはそこにある・・・・」

Tim O’Reilly’s keynote at the Web 2.0 Expo;

「PRADA Phone by LG」を開発 - NTTドコモ

NTTドコモグループ9社は、プラダ、LGの共同開発によって既にヨーロッパなどで販売されている「PRADA Phone by LG」を、さらに自社向けに開発し、6月以降全ドコモ取扱店で販売するという。

「PRADA Phone by LG」を開発 (NTTドコモ)

「米IBM、企業経営者は『information omnivore(情報に貪欲なお客様)』に挑戦しなければいけない・・・・」(世界のCEO調査結果を発表)

米IBMが、世界のCEOを対象とした調査結果を発表した。同調査結果によると、“information omnivore(情報に貪欲なお客様)” と呼ばれる "新たなお客様" が増加していると指摘している。“information omnivore(情報に貪欲なお客様)” とは、インターネット上にある様々な情報にアクセスしている情報センス高い人たちを意味している。



このようなお客様は受け身的な役割から脱し、物事により深く関与する傾向にあるという。つまり、「消費者」は「プロデューサー」となりつつあり、仲間のために娯楽や広告のコンテンツを制作する一方で、ともにビジネスを行う相手先の企業には柔軟性や即応性を求めている。

このようにお客様の要求水準は高いにもかかわらず、多くの企業経営者はこのような変化を脅威と捉えていない。かえって、これら高い期待に応え、新しい市場機会を捉えるために自社の差異化の機会にしようと考えている。このような新たな変化に対応するため、今後、企業経営者(CEO)は今後3年間で投資額を22%増やす計画があることが判明した。

また、CEOは、CSR(企業の社会的責任)に関するお客様の期待が増大しており、CSRが企業の優位性において将来重要な役割を果たすようになると考えている。環境だけではなく、社会意識の高い製品、サービス、さらにはサプライチェーンをますます求める傾向が高まっていると指摘している。

このような社会意識の高いお客様に理解求めるために、企業経営者(CEO)は今後3年間に投資額を25%増やす計画あることが判明した。

つまり、企業はこの二つの新たな変化に対応しなければ、お客様から存在価値を認められなくなる可能性ある。いま、(世界の)企業経営者の意識は大きな転換点に直面している・・・・?!

Maker Faire 2008

米国で開催されたロボットの祭典。見ていて、その滑稽さに思わず微笑んでしまう・・・。

2008年5月6日火曜日

2008年5月5日月曜日

「米Google創業者のペイジ氏、サイエンスはマーケティング課題に直面している・・・・」

2007年に開催されたAAAS(American Association for the Advancement of Science)カンファレンスにおいて、米Google創業者であるラリー・ペイジ氏が、サイエンスやビジネスに対する自身の考えを述べた。同氏によると、経済的な発展や進歩はサイエンスや技術の進歩により大きく影響受けているにもかかわらず、経済的な価値と結びついていないケースが多いという。つまり、サイエンスはマーケティング課題に直面している、と指摘している。

「米マイクロソフト、米Yahoo!買収を断念する・・・」

米Microsoftは、3ケ月におよぶ米Yahoo!買収を断念すると発表した。理由として、次のような点を指摘している。

1. 検索システム(有償の)に関するGoogle連携は、根本的に米Yahoo!自身の戦略、および存在そのものを徐々に蝕むだろう。

2. その結果、今回、われわれ(Microsoft)が高い関心寄せていた広告システムに取り組んでいる優秀なエンジニアらは、Yahoo!の中で能力を発揮することができないだろう。

3. このようなもとで、Microsoft以外の企業も、Yahoo!に対して魅力を失うに違いない。また、多数の規制と法律の問題を引き起こす可能性ある。

4. Googleは、自分たちの検索プラットフォームの結果、および、Yahoo!広告にチャージされた検索プラットフォームの両方に広告課金を設定するだろ う。だが、法律問題以外の問題として、実際に、人びとが望まない限り、これは浅はかなビジネス判断(ビジネス・パースペクティブ)である。


*Microsoft Withdraws Proposal to Acquire Yahoo! (Microsoft Press Release)

米Microsoftと米Yahoo!の交渉推移、および株価の推移が、下記の米WSJよりアクセス可能(有償アクセス可能性有)。

*Timeline (Microsoft & Yahoo)

果たして、Webの未来はどうなるのだろうか?!


2008年5月3日土曜日

「米VCのKleiner Perkins、「グリーン」関連の新興企業をターゲットにする・・・・?!」

米WSJによると、ベンチャーキャピタルのKleiner Perkins Caufield & Byersは、「green」に関連した新興企業を獲得するために、シリコンバレー投資会社などから5億ドルを集めたと公表した。彼らのお客様とは、これら「Green」新興企業に関心寄せている大企業だ。エネルギー関連の資金は、メンロパーク(カリフォルニア州)にある投資会社とあわせて、トータルが12億ドル規模に達するという。



一方、日本国内では、「グリーンがビジネスになるのか・・・?!」といった議論ばかりが顕著と言わざるを得ない。だが、今朝の朝刊に目を向けるならば、われわれの日常生活は大きく変化していることが理解される。

*「日本マクドナルドが原材料費高騰で平均2%値上げ、30日から」(ロイター):

*「ガソリン価格、全国平均で22.8円の大幅値上がり」(読売新聞):

*「資源高、商社ほくほく 先行投資実り最高益」(朝日新聞)

果たして、企業が目指すべき選択とは何か?!
私見になるが、企業のビジネス・バリューとは、常に変化することなく、利用者に対する「おもてなし」「エクスペリエンス」ではないかと思う。燃料価格が上昇するならば、そのツケはお客様に跳ね返るだろう。だから、売上高や利益にだけ注力するのでなく、オペレーティング・コスト縮小に取り組み、間接的ではあるけれども、長期にわたり利用者のバリューを考慮する必要あるだろう。さらに、企業の取り組みが大きな波へと成長していくならば、国の経済競争力をも強める役割を意味する可能性ある・・・・?!

米国の新しい戦略転換に際して、そのバックグラウンドを検討することは大切と思われる。

「LEGOブロック、仮想世界に挑む・・・・」

「LEGOブロック」、皆さんも小さい頃に、少なくとも一度は遊んだ経験を持っているひとは多いに違いない。その「LEGOブロック」は来年、仮想世界にビジネスを拡げる計画があるという。同社幹部によると、LEGOのコアとは、フィジカルな世界であるという。だが、同社は新たな試みとして、仮想世界に高い関心寄せている・・・・。