2008年4月30日水曜日

「TCP/IPのビント・サーフ氏、シリコンバレーの失敗は『経験を無視した』ことにある・・・・」

インターネットが誕生して、約36年の月日が経過しようとしている。
皆さんは覚えているだろうか?!
会社のなかでインターネットを利用することは、「仕事」を意味していなかった・・・・。
また、当時、検索エンジンの実行結果の上位には、
必ずや、アダルト関連コンテンツが占めており、
インターネット内で、自分たちが必要とするコンテンツに到達することが困難であった・・・。



あれから、約36年が経過している。
果たして、われわれはインターネットを使いこなしているのだろうか。
さらに、その行為そのもの自体が「評価」という視点で、企業内でどのように扱われているのだろうか。

日本はモバイル大国であるという。しかし、その発展のプロセスとは、NTTドコモやKDDI(au)などの携帯電話会社を中心に進んできた。違うのである。欧米、特に米国のインターネット文化と、日本のモバイル市場の進展プロセスは大きく異なっている、と実感している。これを同様に扱っている国内メディアや新興企業の動きは、海外を知るものから見ると驚きを隠せない・・・・。

一方、インターネットをイノベーションの中心に据えたシリコンバレーでさえ、かつての勢いは維持することが難しくなっている。そこで、自分の意見よりも、TCP/IP発明者であるビント・サーフ氏のコメントを紹介する。同氏によると、シリコンバレーの失敗とは『経験を無視したこと』にあるという。

In Silicon Valley, failure is experience. Now, if you fail at everything, that's different. But a failure is a mark of experience more than anything else.

『経験』とは、言葉で表現できない、かつ、数値で表現することのできない無限のパワーかつ影響力を意味している。それだけに、この言葉は、この約10年間における日本的経営に対しても警鐘鳴らしていると感じているのは自分だけだろうか・・・・?!

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