2007年10月31日水曜日

『時代はPullからPushへ転換している、個人が情報発信する時代へ・・・』

当時から、もうすでに約1年半以上も経過している・・・・。
そう、元MicrosoftでWindows 95はじめ、IE(Internet Explorer)の開発に従事された、
人気ブロガーの中島聡(UIEvolution CEO)さんへと次のような約束をしていた。

「今年は個人でブログを立ててみようかと考えております・・・・」。

「今年(2006年)」は守れなかった。
だが、しかし、今回、個人としてのブログを、「PREWIRE」を開始してみた。
なぜなら、次のように考えたから・・・(「Life is beautiful」より引用)、

Maki: Satoshiさん、今回のテーマはとても興味があります。個人的には、大きな社会概念・通念自体が変化しつつあるのではないかと思われます。つまり、Thomas L. Friedmanが「The World is Flat」で述べた『Globalization 3.0』によって、単に、世界が水平的にネットワークで接続されただけではなく、『PullからPushへ』すべてのものが転換していると・・・。これまで企業も個人も、大抵の場合、受け手でありました。その背景には、情報を伝達するツールやインフラは放送局や新聞社、雑誌社などのメディアが主な役割を果たしてきました。しかし、現在、われわれの日常にはブロードバンドが実現しています。果たして、これは何を意味しているのでしょうか。すると、次のような仮説が浮かんで参ります。『誰でも容易にネットワークで情報発信できる』・・・。このような状況になると、世の中には処理できないくらいの情報が時間軸とともに無限に拡大致します。この混沌とした無限情報のなかで、企業は、個人はどうしたらよいのでしょうか? もはや、メディアに大きな広告を出しても期待される効果を得ることが難しくなってくると・・・。そこで、次のように考えみました。『時代はPullからPushへ転換している。企業も、個人も、存在をアピールするため受け手から発信へ変わらなければならない。そして、いま、プロフェッショナル時代に突入した』。ブログ・マーケティングが果たす役割は大きいと実感しております。ぜひ、今年は個人でブログを立ててみようかと考えております。

Satoshi: Makiさん、核心を突いたコメントありがとうございます。「誰でも容易にネットワークで情報発信できる時代」が我々の社会に一体全体どんな変化をもたらすことになるのか予想するのはものすごく難しいのですが、一つだけできることがあると考えています。それは「自分自身が情報を発信する側に立って、『変化をもたらす側の人間』になる」ことです。「未来を予想する最前の方法は、未来を自ら創造することである(アラン・ケイ)」と言いますが、今ブログを書くことはまさにそれに相当することだと思います。

「今年」は守れなかったけれども、今回、『個人』という名のブログ・エンジンを開始してみた・・・・。

引用ブログ記事の情報ソースは、下記よりアクセス可能です。

*【Life is beautiful】「ブログを書くこと=未来を自ら創造すること」:
http://satoshi.blogs.com/life/2006/01/post_2.html

2007年10月30日火曜日

米Akamai、HDポータルを開始へ(BBC、NBA、MTV&CBS)

米AkamaiがHDポータルを開始した。
まだ、国内ではあまり報じられていないようだ。

コンテンツとして、BBC、NBA、MTV&CBSはじめ、
その他、顧客企業からの動画コンテンツを提供開始した(10/30)。
高解像度オンラインビデオの新しい時代が開始する・・・・?!

本サービス開始に際して、下記よりAkamai幹部である
マーケティング・バイスプレジデントの Brad Rinklin氏が説明している。


2007年10月27日土曜日

デンバー・アート美術館、マルチ・タッチ・ディスプレイの実用例

YouTube創業者が立ち上げ時に投稿した映像



米Micorostの「Popfly」デモ映像について

米Microsoftの「Popfly」開発のキーメンバーである Dan Fernandez氏が、「Popfly」のデモ映像を公開している。これまた、百聞は一見にしかず、ぜひご参照ください。

米HPの新製品ホームサーバ、『HP MediaSmart Server』デモ

どうやら、米HPが新たな製品を投入開始したようだ。
ブロードバンド時代に向けた、新しいホームサーバとは・・・・?!

百聞は一見にしかず、言葉で説明するよりも、ぜひ、下記デモをご覧ください!
もし、今年CESで展示されていたものと同じであるならば、
リモコンでカーテンなども操作できたはず・・・・・?!

*HP MediaSmart Server:
http://www.hp.com/united-states/digitalentertainment/mediasmart/serverdemo/msserver.html?jumpid=re_r602_de_artgen_lnav_psg_msserverdemo_447351

2007年10月24日水曜日

米IBMのプロジェクト「Lean」、大規模なコストカット意味している?!

米IBMは、同社の世界戦略を推し進めるため、
世界規模での従業員のリストラを実施している可能性がある・・・・。

約10年以上前のことであるけれども、IBMは破綻寸前の経営危機に直面した。
そして、同社の経営改革を進めるため、
元ナビスコのCEOであったガースナー氏に経営の指揮を委ねたのである。
同氏の経営内容に関しては、「巨像も踊る」
(Louis V. Gerstner,Jr.)から垣間見ることができる。
ガースナー氏のもとで、IBMは復活に向けて軌道修正を実行していったのだ。

そして、約5年前、ガースナー氏のCEO後継として、パルミザーノ氏が、その職に就いた。
だが、しかし、タイミングが悪かったに違いない。
IBMは、同社のビジネス・コンセプトである「e-business on Demand」から、
『e-business』を省き、新たなコンセプトとして「on Demand」を掲げた。

*【Answers.com】「サミュエル・パルミザーノ氏」: http://www.answers.com/topic/samuel-j-palmisano?cat=biz-fin

一方、米国に大きな出来事が2つ起きた・・・・。
一つ目は、9・11のテロ事件だ。
この事件の影響を受け、米国経済は大きく舵を変えた・・・・。
二つ目が、ドットボム、つまり、ドットコム・バブルの終焉である。

だが、しかし、IBMのパルミザーノ氏は、2010年までにEPSを2倍へ拡げると公約を掲げてしまっていた・・・・。

*【CNN】「Inside Sam's $100 Billion Growth Machine Sam Palmisano has two huge goals: to get this giant growing again--and return IBM to greatness.」:
http://money.cnn.com/magazines/fortune/fortune_archive/2004/06/14/372637/index.htm

そして、同氏は、いや、正確には、米国政府は同氏を議長とする「The Council on Competitiveness」、所謂、パリミザーノ・レポートをまとめることになったのである。なぜだろうか・・・・?!

パルミザーノ・レポートに関して、国内でも、多数の識者見解や分析はじめ、
新たなカテゴリーである「サービス・サイエンス」などに関する情報も多く紹介された。

しかし、・・・・・・現在、IBMが進めているプロジェクト「Lean」を説明したものは少ないだろう。

2007年5月、米IBMは1300人の人員削減を実施した。

*【日経】「IBM、米国内で1300人規模の人員削減【WSJ】」:
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITaa000002052007

大抵の人なら気づかないに違いない。
実は、1300人の人員削減も、「Lean」プロジェクトの一環である可能性が大きい・・・・。
Leanとは、従来のIBMでは見られなかったOffshoringとアウトソーシングを中心にしたものである。
だから、この1300人の「人員削減」とは、以前のような「人員削減」を意味していない・・・・。

この2年間、IBMはインドや中国のでビジネスを開始した。
IBMグローバル・サービス、もしくは、約150000人のIBM従業員の少なくとも約半分が、
米国部門からカットされるまで、この『BIG PLAN』は続くことになっているという。

現在、IBMのビジネス・ポートフォリオに占めるハードウェア売上げの割合は、
4割以下にまで縮小している。一方、サービスやソフトウェア部門のビジネス割合が増加していることが、
最新の同社業績資料から理解することができる。

*【IBM 業績】「2007年第3四半期」:
http://www.ibm.com/investor/3q07/presentation/3q07.pdf

2010年まで、EPSを2倍に拡大するには、当然、サービスやソフトウェアの
ビジネス数値を拡げなければならない。IBMにおいて、Lean、BIG PLANが進行している可能性がある。

「The World is Flat」、この言葉は米NY Timesのコラムニストである、
トーマス・フリードマン氏の著書のタイトルだ。
世界は情報に関して、水平的につながってしまった・・・・実は、この言葉の意味はとても深い・・・・。

いま、企業競争はグローバル規模で進んでいる可能性ある・・・・?!
なぜならば、現在、世界の金融市場には行き先が決まっていない
約6000兆円ものキャッシュが移動しているから・・・・。