北欧の復活が目覚しい。
一方、日本はバブル以降、次なる方向性を定めることが難しく、
世界経済に占めるポジション優位性は、急速に減速しつつあるだろう。
果たして、なぜ、北欧は復活できたのか。とても気になる点だ。
北欧は、中東地域と異なり地下資源に恵まれているわけでない。
また、米国のように、先端的な新興企業などのベンチャー企業が、
多数創出されていることもない。
実は、その成功には・・・北欧の"教育"が大きく影響しているようだ。
彼らの"教育"考え方とは、(事前に答えが存在している)
"知識"を提供するのでなく、"考える機会"を提供しているのだ。
つまり、「teach(教える)」ことが禁じられている。
北欧では、一緒に「learn(学ぶ)」のである。
例えば、デンマークでは、無料の生涯学習システムを提供している。
大切な点は、競争でなく"学ぶ"こと。"考える""学ぶ動機"を大切にしている。
"学ぶ"は主体性が重要だ。決して強制されない。
「北欧の教育」を考えるうえで、
伏木久始氏の現代教育学資料はとても参考になるだろう。
北欧では、一番大切なことは"考える""学ぶ"ことだと考えている。
つまり、"知識"および"人間""ひと"を重視している・・・・
日本の教育システムは、工業化社会を進める高度経済成長に従い、
"知識"を提供することに注力してきた。
"学ぶ"ではなく、"教える"が中心だ。
日本の政治、経済、企業の組織、教育・・・これらすべての底には、
"教える"とか、"管理する"といった思想が流れていることが否定できないだろう。
いま、日本にとって大切なこと・・・それは"教える"でなく"学ぶ"、
"一緒に学んでいく"ことであるだろう。
「The World is Flat」
この言葉は、NYTimes紙のコラムニストであるトーマス・フリードマン氏の著書だ。
世界は情報に関して、水平的につながってしまった。
情報の価値は、この変化、フラットワールドによって変わりつつある。
いや、変わってしまったのだ。
ドン・タプスコット氏は、次のようにわれわれに警告している。
「あらゆる知識、あらゆる権威あるすべての情報が、18ケ月経つと陳腐化する・・・」と。
MBA、博士、経営者の方々は、このような価値観を認めたくないだろう。
なぜならば、組織・権威ある地位に上がった瞬間、その有効性を消失しているから・・・
「学ぶ」「一緒に学ぶ」「つなげる」・・・"目指すのは"・・・心地よいユーザー・エクスペリエンスを求めて、Prewireブログの旅はつづく。。。
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