2009年3月27日金曜日

「なぜ、北欧は復活したのか・・・それは"教育"にある?!」

北欧の復活が目覚しい。
一方、日本はバブル以降、次なる方向性を定めることが難しく、
世界経済に占めるポジション優位性は、急速に減速しつつあるだろう。

果たして、なぜ、北欧は復活できたのか。とても気になる点だ。

北欧は、中東地域と異なり地下資源に恵まれているわけでない。
また、米国のように、先端的な新興企業などのベンチャー企業が、
多数創出されていることもない。
実は、その成功には・・・北欧の"教育"が大きく影響しているようだ。

彼らの"教育"考え方とは、(事前に答えが存在している)
"知識"を提供するのでなく、"考える機会"を提供しているのだ。

つまり、「teach(教える)」ことが禁じられている。
北欧では、一緒に「learn(学ぶ)」のである。

例えば、デンマークでは、無料の生涯学習システムを提供している。
大切な点は、競争でなく"学ぶ"こと。"考える""学ぶ動機"を大切にしている。
"学ぶ"は主体性が重要だ。決して強制されない。

「北欧の教育」を考えるうえで、
伏木久始氏の現代教育学資料はとても参考になるだろう。

北欧では、一番大切なことは"考える""学ぶ"ことだと考えている。
つまり、"知識"および"人間""ひと"を重視している・・・・

日本の教育システムは、工業化社会を進める高度経済成長に従い、
"知識"を提供することに注力してきた。
"学ぶ"ではなく、"教える"が中心だ。
日本の政治、経済、企業の組織、教育・・・これらすべての底には、
"教える"とか、"管理する"といった思想が流れていることが否定できないだろう。

いま、日本にとって大切なこと・・・それは"教える"でなく"学ぶ"、
"一緒に学んでいく"ことであるだろう。

「The World is Flat」
この言葉は、NYTimes紙のコラムニストであるトーマス・フリードマン氏の著書だ。
世界は情報に関して、水平的につながってしまった。
情報の価値は、この変化、フラットワールドによって変わりつつある。
いや、変わってしまったのだ。

ドン・タプスコット氏は、次のようにわれわれに警告している。
「あらゆる知識、あらゆる権威あるすべての情報が、18ケ月経つと陳腐化する・・・」と。



MBA、博士、経営者の方々は、このような価値観を認めたくないだろう。
なぜならば、組織・権威ある地位に上がった瞬間、その有効性を消失しているから・・・

「学ぶ」「一緒に学ぶ」「つなげる」・・・"目指すのは"・・・心地よいユーザー・エクスペリエンスを求めて、Prewireブログの旅はつづく。。。

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