2010年2月8日月曜日

ペンギンから学ぶ"ダーウィンの進化論" - ジョン・コッター 米ハーバード大学経営大学院 名誉教授

果たして、ペンギンは空を飛ぶことができるだろうか・・・?!

場所は南極のケープワシントン近くのとある氷山。
268羽のペンギンたちが生活している。のんびり変化の少ない暮らし。
彼らは、この氷山で生まれ、大きくなり、
結婚して子供を生み、この氷山の上で老いていく。

ところが、「Our Iceberg Is Melting」。
氷山が溶けはじめていた・・・そう、目で見えない場所で「変化」は起きていた。



この「変化」に気づいたのが主人公 フレッドである。
果たして、ペンギンは空を飛び、別の氷山へ移動することができるだろうか・・・?!

約3年前、ある人から貰った本がある。
ジョン・P・コッター氏の「カモメになったペンギン」だ。
海外では、「Our Iceberg Is Melting」と呼んでいる。

一見すると、子供向けの絵本に見える。
ところが、この本には「経営のエッセンス」がぎっしり詰まっている。
リーダーシップ、ヒューマンリソース・マネジメント、
コミュニケーション、プレゼンテーション、リスク・マネジメント・・・など。

大切なこと・・・それは、常なる変化だ。
なぜなら、ビジネスは激しいスピードで動き続けているから・・・

「この世に生き残る生物は最も強いものではなく、最も知性の高いものでもなく、
最も変化に対応できるものである・・・」(ダーウィンの進化論)



コッター教授によると、(ペンギンたちの)「変化」は次の8つのステップが求められる。

1. 周囲の人たちの危機意識を高める
2. 変革を推し進めるチームをつくる
3. どのように変えるかのビジョンを作成する
4. ビジョンを伝え、多くの人の賛同を得る
5. 障害を取り除き行動しやすい環境にする
6. 早期に目に見える成果をあげる
7. 変革につぐ変革を行う
8. 変革の新しい文化を構築する

ペンギンから学ぶ"ダーウィンの進化論"・・・「言うは易く行うは難し」・・・

"ペンギンは空を飛ぶことができる"・・・これから始まる"しなやかな時代"に向けて。。。



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