2008年1月23日水曜日

「ジョブズ氏、MacBook Airのターゲット・ユーザーは「読書するひと」・・・?!」(MBA試作機は100以上)



米アップルは1月16日、同社が開催するMacworld Expo 2008において、モバイルノートの新シリーズ「MacBook Air」を発表した。

MacBook Airは、「世界一薄いノートPC」だ。本体の大きさは、325(幅)×227(奥行き)×4~19.4(高さ)ミリ、重さは3ポンド(約1.36キロ)。

米NY Times誌によると、このデザインが確定するまで約100以上におよぶプロトタイプをつくっていたという。ここにも、ジョブズ氏の「こだわり」が大きいことを推測することは困難でないだろう。「MBA(MacBook Air)」は、ジョブズの魂こもった製品だ。

「The company’s design team went through roughly 100 design prototypes to find the right form, he said. Both he and his lead designer, Jonathan Ive, were not certain that they would be able to fit the computer into the package that they came up with....」

また、ジョブズ氏は「MBA」のデザインを語るより、もっと大切なことがあると述べている。
つまり、「人は読書しなくなったこと」だ。米国の約40%以上のひとは、一年に一冊の本も読んでいない......

「It doesn’t matter how good or bad the product is, the fact is that people don’t read anymore,” he said....」

さらに、米Googleが進めるモバイル・ビジネスに対しても、痛烈に批判している。なぜならば、Androidを拡げればひろげるほどに、それを使う消費者が本を読まなくなっていくから.....

「I actually think Google has achieved their goal without Android, and I now think Android hurts them more than it helps them.....」

なぜ、ジョブズ氏は「MBA(MacBook Air)」を世の中に送り出したのだろうか。
おそらく、このまま人びとがモバイル(技術)にロックインされるようなことがないように、「人間にとって、読書は大きな意味持っている」ことを訴えたかったからに違いない....

Googleはテクノロジー会社であるけれども、アップルはジョブズ氏の魂が入ったマーケティング・カンパニーだ。果たして、米国において「MacBook Air」を持ち、電子ブック利用するひとが増えるか否か....



もしかすると、ジョブズ氏は、「ケータイ」(携帯電話)にないメリットをMBAに見出し、新たなモバイル・ノートPC市場を創ろうとしているのかもしれない。

「There`s something in the Air」

「MBA(MacBook Air)」は、ジョブズの魂こもった製品に違いない。

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