皆さんは、Diggを知っていますか。
一昨年、同氏とラスベガスでお会いした。海外のカンファレンスに足を運ぶと、DiggのCEOであるケビン・ローズ氏の説明に、(従来型のテクノロジー・セントリックな)ITエンジニアや投資家などが、とても温かくむかえている姿が印象的であった。ケビンの若さ、そして、Diggへの強い意志は仲間をも惹きつける魅力を持っていた。この姿勢そのものが「Diggイメージ」であると実感した。
*「ケビン・ローズ氏のblog (Digg: New Algorithm Changes)」: http://blog.digg.com/?p=106
ご存知のひとも多いだろう。Diggは、ソーシャルニュースサイトである。当初、テクノロジーや科学に関する記事が多かった。その後、政治やエンターテイメントなど、その範囲を幅広い話題に広げている。
Web 2.0機能である「ソーシャルブックマーク」や「ブログ」、「RSS」機能を持っている。2004年、ケビン・ローズ氏により創業された。
Diggの中心に流れるもの(「魂」)は「デモクラシー精神」そして、「コミュニティ」だ。
また、Diggのメリットとは、「コミュニティ活用したアグレゲーター機能」および「ロングテール」である。
「ロングテール」は、クリス・アンダーソン氏が提唱した理論である(昨年12月のPrewireに関連記事)。Diggもこの理論を適用している。その結果、とてもマイナー記事であっても、情報価値が高いと判断されるならば、「民主主義」が働いていく.......
*「Prewire: クリス・アンダーソン氏、ロングテールを語る(2004年)」:
http://prewire.blogspot.com/2007/12/blog-post_6751.html
基本的な機能は下記よりアクセス可能だ。
実は、このDiggがアルゴリズムを変更するらしい。TechCrunchによると、この変更は単独で行動するユーザーの投票の重要性を高めることによって、「トップページに送り込まれる人気の高い記事の多様性を確保」するという。「ロングテール」が上手く機能するには「アルゴリズム」の変更は避けられなかったのだろうか。
PrimeTimeも、Diggに似たアルゴリズムを適用している。PrimeTimeの中心に流れるものは「デモクラシー精神」「コミュニティ」、そして「Global」である。Diggとの違いとして、話題や関心といった大量アクセスよりも、情報そのものが持っているスピード性、社会影響力、ビジネス・インパクトを重視している点で異なっている。なぜならば、「The World is Flat」。世界は情報に関して、水平的につながってしまった。ところが、毎日、情報はその消費レベルを上回る勢いで増え続けている。しかも、「世界規模(Global)」で....
Diggの特徴は、米BusinessWeekにも紹介されている(2006年12月19日)。
*BusinessWeek (Digg Burrows Down a New Path):
http://www.businessweek.com/print/technology/content/dec2006/tc20061218_136153.htm
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿