2008年3月16日日曜日

「米ディズニーの野望とは何か・・・・?!」

最新のニュー・メディア情報だ。先週、ニューヨーク(McGraw-Hill Building)で「2008 Media Summit」が開催された。同カンファレンスのキーノートは、「夢の王国」から「メディア帝国」へ転換目指すディズニーの会長兼CEOであるBob Iger氏である。



同社は2007年に「Club Penguin」を買収し、その後もソーシャル・メディアに注力している。
昨年、米国ラスベガスで開催されたCESのキーノートでは、自分も会場に参加していたけれども、Iger氏のソーシャル・メディアに対する高い関心は予想ほどには伝わってこなかった気がする。

ディズニーの成功の秘訣とは、同社ビジネスの「制作」と「経営」の分離独立であっただろう。そして、現在、Iger氏は同社のなかで大きな発言力を持っていると予想される。

同氏が率いるディズニーはかつての(われわれ多くが知っている)ディズニーではない。同社は現在、大規模なエンターテイメント企業である。その資産とは、テーマパークを7つ、ホテルを27ケ所、ディズニーストア(約730ケ所)、米ABC(放送局)、テレビ局を10個、ラジオ局を42個、これまで放映された映画コンテンツ、観光船など・・・・

Iger氏は現在、Facebookの中に二人の友達がいる。これだけの大企業の幹部がFacebookのメンバーであること自体、同氏のソーシャル・メディアに対する関心のほどは推測できるだろう。

私見になるが、もし仮に自分がIger氏であるならば、ディズニーが「次なるメディア戦争」で優位なポジション占めるためには、サービスやコンテンツも大切であるが、それ以上に自分(Iger氏)の後任に「世界が理解できる人財」を選択することが大切と考えるに違いない。その人物とは、もしかすると「スティーブ・ジョブズ氏」であるかもしれない・・・・?!

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