数あるイベントのなかで、特に自分が高い関心を持っているのは「PCM」だ。このPCMとは、プラグコンパティブル・メインフレームの略である。日本のコンピュータ史を考えるうえで意味大きいと思われる。そこで思い出されるのが「IBMスパイ事件」だ。
日経エレクトロニクスによると、次のように説明している。
しかし日立には,情報を盗むという強い意識はなかった。結果的にそうなったのは,FBIがIBM社の協力を得て実行した「おとり捜査」によって深みにはまっていったからである。
果たして、真実は何であったのだろうか。すでに、約25年以上の月日が経過しようとしている。一番不思議なことは、いまだにメインフレームを利用しているお客様が多数存在しているその事実だ。皆さんはご存知だろうか。当時の様子が詳細に「(社)情報処理学会」に紹介されている。
*「プラグコンパティブル・メインフレームの盛衰 (1)」(情報処理学会)
*「プラグコンパティブル・ メインフレームの盛衰 (2)」(情報処理学会)
*「プラグコンパティブル・ メインフレームの盛衰 (3)」(情報処理学会)
IBMスパイ事件の内容は別としても、「PCM」はIBMが独占していたお客様に対して別の選択肢を提供し、健全な競合を生み出したのである。その後、半導体技術の進歩により、ダウンサイジングと分散化が加速した。つまり、多様なハードウェアをもたらしたのだ。PC、Mac、UNIXサーバー、x86サーバー、インターネット........
*【ゴードン・ムーア氏のインタビュー(今後のプロセッサ動向に関して)】
日経エレクトロニクスは、2010年以降の電子産業について、次のように述べている。
今後の数十年で,電子産業はどうなるのか。この問いに明快な答えを出せる人間はいない。一つだけ言えそうなのは,これまでの常識の延長線上に,これからの未来は描けないことである。産業発展の方向性や基礎になる技術,企業や技術者の在りようまで,従来とはガラリと変わってしまいそうだ。
いま、時代は「主役は機器からサービスへ」、そして、「価格競争より独り勝ち」へと変化している.......
心地よいカスタマー・エクスペリエンスを求めて、Prewireブログの旅はつづく.....
*【コンピュータ黎明期】
*【Macの登場】
*【Windows/PCの登場】(プロセッサ性能:ムーアの法則に従い2倍/18ケ月)
*【RISC/UNIXサーバの登場】
*【Google データセンター】
*【Googleの第一号機】(マウンテンビューにあるコンピューター・ミュージアムにて展示)
*【iPhone登場】
そして、次なるステージは・・・・心地よいカスタマー・エクスペリエンス?!
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