2008年8月1日金曜日

「日本IBM、IBMクラウド・コンピューティング・センター@Japanを晴海事業所に開設へ 」

日本IBMは8月1日、同社の晴海事業所内に「IBMクラウド・コンピューティング・センター@Japan」を開設した(動画は同時に発表した北米データセンタ・アナウンスメント)。

先日、米IBMのTivoli開発部門でディレクターを勤めるDennis Quan氏は、同社では社内ポータル「IBM Innovation Portal」において、アマゾンドットコムなどが利用しているクラウド型のプラットフォームのうえで、25000人の社員らが多数のエンタープライズ・アプリケーションを利用していると述べている。今後、このリソースの約20%を社外へ提供する計画あるという。



現在、IBMのビジネス・ポートフォリオに占めるハードウェア売上げの割合は、4割以下にまで縮小している。一方、サービスやソフトウェア部門のビジネス割合が増加していることが、最新の同社業績資料から理解できる。

2010年まで、EPSを2倍に拡大するには、当然、サービスやソフトウェアのビジネス数値を拡げなければならない。このEPS2倍という数値は、約6年前、ガースナー氏のCEO後継として、パルミザーノ氏が、その職に就いた際の公約数値である。

The World is Flat」、この言葉は米NY Timesのコラムニストである、トーマス・フリードマン氏が書いた本のタイトルだ。世界は情報に関して、水平的につながってしまった・・・・実は、この言葉の意味は深く、そして大きいだろう。

いま、IBMのグローバル戦略が大きく動きはじめた可能性ある・・・・?!
なぜならば、現在、世界の金融市場には行き先が決まっていない約6000兆円ものキャッシュが移動しているから・・・・。

心地よりカスタマー・エクスペリエンスを求めて、Prewireブログの情報探索は続く.....

日本IBM、IBMクラウド・コンピューティング・センター@Japanを晴海事業所に開設へ

日本IBMは8月1日、日本で初めて、クラウド・コンピューティング環境を提供する施設「IBMクラウド・コンピューティング・センター@Japan」を日本IBM晴海事業所内(東京都中央区)に開設しました。

クラウド・コンピューティングは、CPU、ストレージなどのコンピューター資源やアプリケーションをユーザーの要求に応じて提供する“クラウド”から、いつでもどこでも、どんな機器でも、サービスを利用することができる次世代のコンピューティング・モデルです。

本日開設した新センターでは、お客様やビジネスパートナーが仮想環境を利用して、業務を停止することなくその業務を稼働しているサーバーから別のサーバーに物理的に移動させるモビリティ機能や、自動的にシステム稼動環境のイメージ・ファイルを配布するプロビジョニング機能など、柔軟なクラウド・コンピューティング環境を検証することができます。また、クラウド・コンピューティング環境での、「Hadoop」を利用した新しい大規模情報処理プログラミング環境のデモや、ソフトウェア開発のためのチーム・コラボレーションを実現するシステム環境のデモなどをおこなうことができます。さらに、当センターに隣接するシステム・コンピテンシー・センターでは、利用者の検証環境構築にクラウド・コンピューティング技術を使用していきます。

新センターでは、クラウド・コンピューティングの活用を検討しているお客様向けに、「クラウド・コンピューティングイノベーション・ワークショップ」を無償で開催します。ワークショップでは、IBMのクラウド・コンピューティングのエキスパートと半日の集中討議により、お客様でのクラウド・コンピューティング活用に適した分野や、構築に向けてのプランを策定していきます。ワークショップ開催後は、試用や実証実験を通じて、お客様の課題解決をご支援していきます。

IBMでは、世界中のお客様がデータセンターやコンピューティング環境に関して抱えている課題を解決していくため、業界に先駆けてクラウド・コンピューティングの実現に向けて取り組んできました。2007年6月の米国シリコンバレーをはじめ、これまでアイルランド、中国、南アフリカでクラウド・コンピューティング・センターを開設してきました。日本の新センターは、世界で5番目のクラウド・コンピューティング・センターで、今後、世界中のIBMのクラウド・コンピューティング・センターと連携し、日本のお客様が、全世界で展開するIBMのクラウド・コンピューティング環境を利用できるようにしていく計画です。

IBMは、2008年2月に革新的なコンピューター活用のビジョン「New Enterprise Data Center(以下、NEDC)」を発表しました。NEDCは、現在IT基盤が抱える課題を解決してコスト削減や運用効率化を達成すると同時に、グローバル化が進む市場において企業が競争力を高め持続的な成長を持続していくためのIT基盤の確立を目指しています。NEDCの実現により、サーバーやストレージ、ネットワーク、ミドルウェアなどのIT資源を意識することなく、ビジネス目標に合わせた迅速な「ITサービス」の提供ができるようになります。

IBMは、NEDCの実現に必要なクラウド・コンピューティングなどの先進的なテクノロジーや製品、サービス、世界中のお客様のご支援を通じて蓄積したノウハウを持ち、インターネットでのIT基盤の提供といったWeb 中心のクラウド・コンピューティングの構築から、企業のミッションクリティカルな業務処理に求められるセキュリティーやデータの保全性・堅牢性を備えた企業内のクラウド・コンピューティング(エンタープライズ・クラウド)の構築まで、お客様の多様なご要望にお応えしていきます。
















*(註)本情報のリンク、引用は自由に行って下さい。ただし、その際に恐れ入りますが、出典元およびリンクよろしくお願い致します(Prewire)。

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