「未来世紀日本」
果たして、日本の将来に対して、若者たちは明るい未来を描いているだろうか。
毎日、次期自民党総裁選挙に向けて、複数の候補者たちが日本の次世代に対するビジョンをアピールしている。だが、悲しいかな「知識経済」、および「人財」という言葉を耳にしない。「未来世紀日本」は如何に・・・
ピーター F. ドラッカー氏は亡くなる前に、
「日本に次世代」に対して最後のメッセージを残している。
『自らをイノベートせよ』
いま、日本は大きな「時代の変わり目」に位置しているだろう。
ドラッカー氏は、来たる新時代に向けて、最も苦労する国は「日本」であると述べている。
つまり、価値観そのもの自体が変わるのだ。
これまでも数十年間とは、米国を中心とする資本主義の価値観こそがプライマリーであった。
また、企業競争である差別化とは、ブルーカラーの生産性を中心としたコスト削減であった。そのため、日本企業の高いビジネス効率性とは、主に製造業のビジネス・オペレーション向上に努めることがビジネスパフォーマンス、およびビジネス成果へ直結してきた。しかし、これからの十年、いや、数十年間とは、ドラッカー氏によると、きっと、まったく新しい価値観が求められてくる。
また、ドラッカー氏は国際競争において意味持つものとは、
『知識労働における生産性』にあると指摘している。
すなわち、『Human Capital』(人財)が大切であると。。。
そこで、Wikipediaで調べてみる。
*「Human Capital」: Human capital refers to the stock of skills and knowledge embodied in the ability to perform labor so as to produce economic value. Many early economic theories refer to it simply as labor, one of three factors of production, and consider it to be a fungible resource.
人財とは、経済価値を生み出すために投入する生産能力に付随したスキルやナレッジなどを有した人材のこと。すなわち、人材が人財たる所以(ゆえん)がこの説明に表わされているだろう。その背景には、これまで手つかずにきた「ホワイトカラーの生産性」「ホワイトカラーの活性化」という課題は避けて通れないだろう。
これからの日本にとって最も大切なこと・・・それは個人個人が自らの未来を切り拓く努力を続けることかもしれない。知識を共有するためには、個人がイノベーションしなければならない。悲しいかな、日本はまだその行為を許容するだけの社会的仕組みやインフラを有していない。最も苦労する国、それが日本である。知識が、スキルが、そして、タレントそのもの自身が大きな未来につながっていく。なぜならば、いま、われわれは「知識経済」に生きているのだから。。。
心地よいカスタマー・エクスペリエンスを求めて、Prewireブログの旅はつづく。。。
2008年9月20日土曜日
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