2008年4月11日金曜日

「米IBM、新しいメモリー技術「racetrackメモリー」を発表へ・・・・」

米IBMフェローのスチュアート・パーキン博士をリーダーとするIBMアルマデン研究所の研究チームは、「racetrack(レーストラック)」と呼ばれるメモリー技術の原理と成果について、サイエンス誌4月11日号で、2つの研究論文を発表した。

この成果により、一瞬で起動し、これまでにない安定性・耐久性を持ち、コストを大幅に引き下げながら、現在記録可能な容量のスペースにはるかに多くのデータを格納できる新しい電子デバイスの実現が可能となるという。

この新しいメモリーは、ワイヤーを競技用トラック(track)と見立て、その上をデータが駆け巡る(race)ことから、racetrackメモリーと名付けられている。

例えば、このメモリー技術により、MP3プレーヤーなどの携帯用デバイスが、現在の記憶容量の約100倍にあたる約50万曲の音楽もしくは3500本もの映画を、これまでよりも大幅に低コストかつ低消費電力で格納することが可能となる。Racetrackメモリー技術が実現する機能により、まだ誰も想像したことのないデバイスやアプリケーションを生み出すことが可能になると説明している・・・・

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