2007年10月、ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授は、
BIF(Business Innovation Factory)主催のカンファレンスにおいて講演した。
同氏は、マイクロソフト、IBM、iPod(Apple)、デルなどの事例を紹介しながら、所謂、最新の「イノベーションのジレンマ」を紹介している。
これまで、クリステンセン教授の考え方とは、テクノロジーの進歩を中心とするものであった。つまり、技術の進歩が、その進展プロセスにおいて、
使い手であるユーザーのキャパシティーをこえてしまう・・・というものであった。
*BusinessWeek (The Innovator's Dilemma
): http://www.businessweek.com/chapter/christensen.htm
しかし、AppleのiPodやPCを中心としたデル・モデルの事例では、
『ビジネスのイノベーション』が起きているという・・・・。
果たして、現在、コンサルティング会社が提供しているソリューション方法とは、
過去のベスト・プラクティスやナレッジをベースにしている。
クリステンセン氏は、ここに「コンサルティングの課題」を指摘している・・・・。
現在、企業にとってイノベーションの重要性が高まっている。
なぜならば、「The World is Flat」(WSJ Thomas L. Friedman)であるからだ。
世界は情報に関して、水平的につながってしまった。
企業が発表する新製品や新しいサービスなどは、
発表した瞬間、数時間を経ずして、世界中に拡がってしまう。
つまり、ビジネスの陳腐化は、新しいビジネス開始した瞬間から始まっている可能性ある・・・・?!
「The World is Flat」、この言葉の意味は深く、かつ、その影響力は大きい・・・・。
いま、企業にとって、かつて体験したことがないくらいに、
イノベーションの重要性が高まってきていると予想される。
下記より、最新のクリステンセン教授のBIF講演(動画)がアクセス可能です。
クレイトン・クリステンセン氏のBIF動画 (Quicktime)
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