2007年11月23日金曜日

WWW発明者のティム・バーナーズ・リー、「WWWはGGGを意味している?!」

WWWの発明者である Tim Berners-Lee(ティム・バーナーズ・リー)氏が、
同氏のブログで最新の考えを伝えている。

WWWは当初、アル・ゴア氏が進める全米情報基盤(NII)のもとで進められ、
国際的に拡がっていった。そのため、同氏はWWWのことをIII(国情報基盤)と呼ぼうと云っている。

WWWは、われわれがユーザーとして持っている潜在力を増大させる契機となった。
実現手段は、コンピュータではなく興味深い文章であった。

この短い、シンプルな文章を介して、
人は人と結びつき、アクセスし、コミュニケーションしながら、
人と人の関係を構築していったという。

つまり、WWWは手段であって、そのツールを使った結果、
「コミュニティー」、いや、「人と人の連結」といった新たな価値が誕生することになった。

ティム氏は次のようにコメントしている。
「We can use the word Graph, now, to distinguish from Web.
I called this graph the Semantic Web,
but maybe it should have been Giant Global Graph! Any worse than WWWW? ;-)
Not the "Semantic Web" term has been established for a long time,
I'm not proposing to change it. But let's think about the graph which it is.」

人と人のつながりが、新たな意味を持ち始めている可能性ある・・・・?!

米Microsoftは10月24日、SNS大手Facebookの株式1.6%を2億4000万ドルで取得すると発表した。これは、フェースブックの価値を150億ドルとみることを意味するだろう。

MicrosoftとGoogleのFacebook争奪戦、そしてGoogleのOpenSocialは、
Web広告収入をめぐる戦いに見えるかもしれない。
だが、しかし、もっとそれ以上に大きな意味を含んでいるのかもしれない。

そこで、Brad Fitzpatrick氏が注目しているのが「Social Graph」である。

「WWW」はツールとしての役割を終焉し、新たな人間ネットワークとして「GGG「Giant Global Graph」」を意味している可能性ある・・・・・?!

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