皆さん、「EPIC 2014」を聞いたことのある人も多いかもしれない。
数年前、クリエイト・コモンズの中に紹介された「Googleの将来像」である。内容は、検索エンジン中心としたGoogleは、マイクロソフトとのビジネス競争のため、2008年にGoogleとアマゾンドットコムが合併する。
また、従来型のメディア・ビジネスをオフラインへと追いやってしまう。そして、2011年、NYタイムズ紙は著作権の違反として、Googlezonを提訴する。だが、その訴えも功を奏すことなく、*2014年3月9日にGooglezonは究極のパーソナリゼーション・サービス「EPIC」を公開する....
・1989年:ティム・バーナーズ・リーがWWW(World Wide Web)を発明する
・1994年:米アマゾン・コムがビジネス開始する
・1998年:スタンフォード大学の二人の学生が、より効果的な検索エンジンを活用したインターネット・サービスを開始する
・1999年:Bloggerがサービス開始。また、Googleが「Google News」を発表する
・2002年: Friendsterがリリースされる
・2003年:GoogleがBloggerを買収する
・2004年: 米マイクロソフトにとって、Gmailの競争力が拡がる。米マイクロソフトはGoogle News対抗としてNewsbotを開始する。同年、PicasaとA9リリースされる。2004年8月、Keyholeを買収し、世界中のコンテンツをデジタル化し、インデックスを付けはじめる
・2005年: マイクロソフトはGoogleへのビジネス対抗としてFriendsterを買収する。また、アップル・コンピュータは「WifiPod」を発表する。そして、Googleは「Google Grid」を使いながら、無制限ストレージのプラットフォーム提供をはじめて公開する。
2007年: マイクロソフトはNewsbotsterなどのランク付けを開始する
2008年:Googleとアマゾンは合併し、Googlezonが成立する。
2010年: マイクロソフトとGooglezonの間で激しいニュース戦争が展開される
2011年:ニューヨーク・タイムズが、Googlezonを著作権法違反で提訴する
2014年:Googlezonは、ユーザーに、金を払ってジャーナリストなしで完全に、システムが自動的に個人に合うように最適化されたニュース、所謂、「Googlezon」を配信開始する
* 【EPIC 2014(日本語版)】: http://probe.jp/EPIC2014/
しかし、この「EPIC 2014」は最新バーションとなる「EPIC 2015」にアップデートされていた。前回の「EPIC 2014」は、消費者の利用機器はPC中心であった。
だが、今回の「EPIC 2015」では、利用端末はiPodやモバイル・コンピューティングであり、かつ、Googleのパーソナリゼーション・サービスなどもリアルに紹介されている。
*【EPIC 2015(英語版)】: http://www.albinoblacksheep.com/flash/epic
そして、Googleのサービスを支えているのが、大規模なクラスタ・コンピューティングだ。
*【YouTube】「Google First Production Server」
上記は、ラリー・ペイジとセルジオ・ブリンの両氏が、Googleが提供する検索エンジン・サービスを開始した当初のGoogleインフラの映像である。シリコンバレーにあるコンピュータ博物館に展示されている。
さらに、彼らは、このクラスタ・コンピューティングを大規模なデータセンタへと発展しようとしている。つまり、Googkeはかつて(現在も)検索エンジン・サービス提供する企業であったけれども、Googleは新しいデータセンタはじめ、モバイルや広告など、個々にその存在感とビジネス・ネットワークを拡げている点である。
いまの「Google」は、かつての「Google」とは異なっている・・・・?!
*【YouTube】「Google IONA データセンタ」:
*【YouTube】「Google OKURAHOMA データセンタ」:
Googleの将来とは「EPIC 2015」の現実版となるのだろうか。少なくとも、彼らは新しいサービス創りに対して、新しいワーク・スタイル(「Google Culture」)で取り組んでいる.....
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿