2007年12月23日日曜日

「Macファン vs 米国資本主義 = "顧客第一主義" vs "実利主義"?!」

いよいよ、マックワールド・エクスポの季節が近づいてきた。
来年1月、米アップルの新製品が発表されるかもしれない.....

スティーブ・ジョブス氏は、アップルの新製品を同カンファレンスで発表する可能性ある。
すると、何を発表するのだろうか・・・・?!

米国のThe Seattle Times紙によると、スティーブ・ジョブス氏は「スリム版Mac」や「より高性能バージョン版のiPhone」を計画しているのではないかと述べている。ジョブズ氏は伝統的に来月のマックワールドエキスポを使う。前回は、「iPhone」と「アップルTV」であった.....

例えば、MacBookノートブックのスリム・バージョン。より小さく、かつより軽量なMacBookにより、お客様のニーズに応える可能性がある。また、米ゴールドマン・サックスのアナリストであるデイヴィッド・ベイリー氏は、16ギガバイトのストレージを搭載したiPhoneを予想している。しかし、いつものことであるが・・・・サプライズが起きる可能性も高い.....

実は最近、MacユーザーについてCNET Japanの記事は次のように紹介している。
「その大きさや組織的規模については議論の余地があり、大げさに取り上げられているケースも多い。だが、Macintoshユーザーが自分たちの使う製品に一途に情熱を注ぎ、強く支持する度合いは、テクノロジ業界では群を抜いていることに疑問の余地はない。その情熱は驚くほどで、感動的でさえあるが、同時にひどく厄介なものにもなりうる....」と。
つまり、Macに愛情注いでいる「Apple崇拝者」が多いと述べている。

だが、しかし、自分が一番に関心をもったところは、
Mac信者に関するものよりは、むしろ、Mac信者の現象を通して見た、実利主義を中心に産業界を進めてきた米国資本主義の課題である。

元マッキンゼー&カンパニーのコンサルタントであったトム・ピーターズ氏は、同氏が執筆した「エクセレント・リーダー」の中で、1980年代より推し進めてきた米国企業の効率性追求の経営に与える弊害について指摘している。多くの米国企業が実利主義に取りつかれ、短期の利益追求に注力していった。ビジネスとは製造コストを削減して行けば、利用者は低価格で製品を手に入れることが可能となり、その結果としてより多くの利益がビジネスに反映される.....と。

だが、その結果、多くの企業は壁に直面している.....

私見になるが、コンピュータ業界におけるMacと米国資本主義の争いとは、
もしかすると、消費者を中心とした「顧客第一主義」と
ビジネス利益を第一にした「実利主義」との闘争の可能性ある・・・・?!

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